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共喰い 田中慎弥 芥川賞 [共喰い 田中慎弥 芥川賞]

第146回芥川賞を受賞した 田中慎弥さん の小説を、映画化した 「共喰い」 が全国で公開される。荒井晴彦さんが脚本を手がけ、青山監督がメガホンをとった。

菅田将暉さんが17歳になったばかりの主人公・篠垣遠馬を演じ、ひと夏の体験がつづられていく。遠馬の父を光石研さんが演じているほか、母親役で田中裕子さんが出演している。

共喰い
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昭和63年夏、山口県下関市。遠馬の父・円には性行為の際、女性を殴る性癖があった。母・仁子はそんな夫に愛想を尽かし、遠馬を産んですぐ家を出た。今は、近所で魚屋を営んでいる。

幼なじみの千種とはすでに関係を持っている遠馬だが、いつか自分も父親と同じように相手を殴るようになるのではと脅えながら生きていた。そんな中、ある事件が起こった。

映画は、原作にほとんど忠実に作られている。原作を読んだときに思わず顔をしかめた川の汚さ、夏の日差しを受けて汗ばむ肌……そういったものがそのままスクリーンの映像から感じ取れます。

小説の文章が、登場人物のせりふや情景に置き換わったような印象を受ける。そんな中で描かれる、一人の若者が抱える心の闇と成長。それを脇で支える女たちの強さ。

映画には、小説にはなかった “その先” がある。原作の田中さんは、映画ならではのエンディングに 「ああ、やられた」 とうなったといってます。

映画にはまた小説と同様に、神社の鳥居にまつわるくだりが出てくる。小説にはなかったその説明を受け「なるほど」 と、腑に落ちたそうです。

スイスで開催されたロカルノ国際映画祭で、「YOUTH JURY AWARD最優秀作品賞」と「ボッカリーノ賞最優秀監督賞」をダブル受賞。

映画 「共喰い」 は、7日から全国で公開してます。
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