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利休にたずねよ 市川海老蔵 [利休にたずねよ 市川海老蔵]

安土桃山時代に活躍した茶人・千利休の、若き日の秘めた恋と美への情熱を、陰影のある美しい映像でつむいだ 映画「利休にたずねよ」 が公開。

市川海老蔵さんが、千利休の10~70代間際までを演じ分けている。小松江里子さんが脚本を担当し田中監督が手掛け、原作は山本兼一さんの直木賞受賞小説です。

劇場作品 利休にたずねよ

雨嵐の早朝、3千もの兵に取り囲まれた利休屋敷。豊臣秀吉の命によって、千利休の切腹が執り行われようとしていた。

かつて織田信長の茶頭として仕えていた利休は、信長の死後天下統一を成し遂げた秀吉の庇護(ひご)の下「天下一の宗匠」として名をはせた。

しかしその名声は、やがて秀吉のねたみを買うことになる。秀吉が追う利休の急所、それは利休の美の原点となった秘められた思い出にあった。

海老蔵さんの亡父・市川團十郎さんとの父子共演や、ロケ地となった国宝級の寺や城も見どころ。モントリオール世界映画祭で、最優秀芸術貢献賞を受賞した。

利休が使ったとされる茶わんも登場し、スクリーンから本物の質感がにじみ出てくるようだ。そんな時代背景の中、利休と信長、秀吉との関係と、利休の原点に触れる恋愛を軸に進み、人間・利休に光を当てている。

利休の魅力は “絶対的な美意識” だが、その美意識の原点を利休の過去から掘り起こしていく。利休に、海老蔵さんという配役が絶妙だ。

恋に情熱を傾ける若かりし利休から静かだが強い存在感のある晩年の姿まで、一人の人間の人生に宿るさまざまな面を一挙手一投足の立ち居振る舞いで演じ分けている。

威光を示すために秀吉が催した大イベント 「北野大茶会」 のシーンは圧巻だ。三井寺、神護寺、上賀茂神社で約700人のエキストラを集めたという場面には製作サイドの底力を感じさせた。

映画「利休にたずねよ」 は、7日から全国で公開中。

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